僕は普段一般の方を撮影することは、あまりありません。主に企業やブランドなどからお仕事を貰っています。
もちろん、依頼があれば人でも犬でも物でも何でも撮りますよ!
家族写真や結婚式などを撮る場合「出張撮影」という呼び方になると思います。でもよく考えたら、広告や雑誌なんかも言ってしまえば出張撮影ですね!。僕の中では規模や予算に関わらず、家族写真でも広告写真でも原点というかコアな部分は同じだと思います。
なので僕が依頼を受けて、どこかに行って撮影する事は媒体に関係なく「出張撮影」となりますね!
カメラマンのスタイルとか考え方だと思うんですが「何でもかんでも撮ります!」ってスタイルを前面に押し出して言ってしまうと
作家性や作風が無いって判断されて同業とシノギを削る事になったり、価格競争に付き合わなくてはならなくなったりと何かと大変だと思います。
だから作品にはカメラマンの作風が感じられるような統一感が求められるます。(僕で言うとエッジが聞いていて影の強い感じ)だから、
ダークな作風が売りのだったりすると、仕事で明るい感じの写真をとっても、それを載せたくても載せれないのです。
裏を返すと殆どの作風が強いカメラマンでも「この人が?」って仕事もやったりしているもんです。
ちなみに「篠山紀信」さんは大御所ですが来た仕事何でもやるのでとても人気と編集の人が言ってました。
ただライアン・マッギンレーみたいな世界的な写真作家(コマーシャル的な写真ではなく自分の作品を個展などで売って収入を得るカメラマン)は、自分の作家性を発揮できるような仕事しか受けないかもですね。意外かもしれませんがライアンは海外の雑誌とか広告の仕事もしています。
僕は国内でしか仕事した事が無いのですが、日本だと広告とかだとAD(アートディレクター)と言うヴィジュアル全体を監督する人が
ラフやカンプ(非常にクオリティの高いこれそのまま使えばいいんじゃないのって?思うレベルの物も)を作って、
それをカメラマンや他のスタッフが一丸となってそれ表現していくって形が殆どだと思います。
それが海外だと根本から違っていて、ADがカメラマンに0の段階から「どんな表現ができる?」みたいな対話から広告を作っていくらしいです。
だから海外だと商業的な広告でも個性的な作品が多いのかもしれませんね〜