この間、撮影したJMCのワークウエアがローンチされました。
https://www.jmc-rp.co.jp/workwear/
ADは山崎晴太郎さん。
「作業着で出社して、作業着で帰る。そんなシークエンスが恥ずかしくない、むしろ、誇りに思えるようなデザインの制服をつくりたいとJMCは考えました。デザイン性を追求しながら、ものづくりの現場で働くための機能性も重視。バレエをはじめとしたステージ衣裳という究極の機能服を手掛けるチャコット株式会社と連携し、完全オリジナルパターンの制服を実現しました。」
普通にカッコよくて作業着とは気がつかないですね。普通に私服として購入する人もいるんじゃないでしょうか。
撮影自体は10;00頃に始まって、13;00前に終了しました! メチャクチャ早く終わりました。皆んなでお昼に釜寅食べてお疲れ様でした!
山崎さんとは初の撮影だったのですが、撮影前は結構緊張しました。大概皆んな同じだと思うんですがお初の人はドキドキするんですよね。
もちろんADや編集が初めてのカメラマンを使う場合も同じだと思います。人間ですから相性もありますし。
物凄く細かい直しとか抽象的な指示とかばっかきたらどうしよう?とかメチャクチャ現場で怖いカメラマンだったら嫌だな、、とか
晴太郎は基本お任せで!みたいな感じだったので早いし楽しく撮影させてもらいましたのでとのても良かったです。こういう心理があるから
結構スタッフって固定されて同じメンバーとかになっちゃう事が多いんですよね〜 そのリスクを負ってでも使った事のないカメラマンや
ヘアメイクなどを起用する人は凄いな!!と感じます。
ADやクライアントがブレないと撮影ってメチャクチャ早く終わります。
意外と良いものほどスタートからゴールまでスパッと決まるので早く出来上がったりします。
「良いものを作る」=「時間がかかる」ってのはあんまり必ずしも成立するとは限らないと思います。
職人も腕が良いほど仕事が早いので、すぐ終わりますし。当然、絶対的な作業量とかが発生するような物は時間かかると思いますがね、
映画ですとか大きな建築物ですとか。
この写真は自然光で撮りました。レフも何にも使っていません。カメラのみです。
僕も最初の頃は結構ライティングしなきゃ!レフも使わなきゃ!って何かと時間や手間をかけて撮ってんですが創意工夫を重ねて行くうちに、
段々と使うものが減っていって最後はカメラだけで良いじゃん、スタイルが完成しました。(流石にモニターは出してますよ!)
もちろん案件によってとか狙う物によっては照明や機材が必要な時はあるので、その時は普通に使いますし大掛かりなセットで撮影する事もあります。初めに写真の雰囲気や光、構図なんかがあって、それを成立させる為にはアレがいるな、これが無いと厳しいなって感じで機材なり道具って決まってくるじゃ無いですか、ソレがこの機材を使ってどう撮ろうか?って所からスタートするカメラマンもいます。
そういうカメラマンはメッチャ撮影が遅い場合が多いです。初めから合理的じゃ無いですから、無駄も機材も多くなり何かと時間がかかってしまう結果になりがちです。まあクライアントが望む写真が撮れているんであれば問題無いのですが。
あくまでも僕の好みですが、レフが僕は好きじゃありません。(もちろん必要な時は使ってますよ!)特に下から光を起こすのが
あんまり好きじゃ無いですね。(僕はグラビアなどの案件が無いのでカメラマンによって変わります、正解、不正解はありません!)
何より一番困るのが大きなレフを使いながらだと、モデルが動けなくなってくるんですね、
ロケだったりすると機動力が悪くなったり風で飛ばないように誰かに押さえてもらわなけくなったりしてきます。
そうやってマゴマゴやっているとリズムやテンポが悪くなってきてモデルも動きにくくなってきてギクシャクしてしまって、時間もかかり
上がりも悪くなってきてしまいます。これが嫌で極力使わないですね。
マイルズ・オルドリッジ(Miles Aldridge)は人を静物のように撮るカメラマンなので常にライトや機材を大量に使って大掛かりなセットで撮っているでしょうね!これは人間を静物のように撮るというスタイルなので必然的にこうなるでしょうね!
今回はRAWで撮影しましたが、普段はJPGで撮影する事が多いです。これもRAWで取らないと絶対ダメ!みたいな謎の暗黙があるように感じますが、
全然そんな事ありません。確かに厳密に色調整が必要になっている事が初めから分かっている場合や背景や服の色変更をしたり、
レタッチでかなりイジクリまわす時などはRAWで撮る方が優れているので、僕もRAWで撮ります。
僕はソニーのα7 IIIを使っています。
今のカメラのJPGの補正能力は凄まじいです。まずノイズリダクションはRAWで撮ってノイズ除去するよりカメラ内補正の方が綺麗です。
あとはレンズの歪みなどもJPGで撮ると全部勝手にカメラがやってくれます。その他にもおそらく色々と補正がかかっていると思います。
これをRAWで撮るとその恩恵が受けられなくなりますね。取材や生っぽい写真でレタッチの必要がほとんど無い場合は
JPGで撮った方が良いんじゃ無いかと僕は思います。あと困るのがJPG出しでモニターでチャックしてもらってOKを貰い
RAWで現像するとJPGと同じにならないんですよね。色などもにも細かいカメラ補正などがかかっていると思うので再現がしにくいんですよね。
RAWを転送するとメチャクチャ重いので、枚数撮る場合にはRAWで撮ってもJPGを転送する必要がありますし。
少なくともプロじゃ無い一般の方が趣味で写真を撮る場合などは全くRAWで撮る必要はありませんよ!!
今のカメラ使っているならJPGで撮った方が綺麗に撮れると思います。
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